第4回新幹線まちづくりワークショップが 開催されました!

平成25年10月4日、『拠点施設をイメージしよう』をテーマに、町民・学生など約30人が、平成24年度の3回のワークショップ(以下WS)に引き続き、北海道新幹線開業に向けたまちづくりを話し合いました。
 
中谷総務部長の主催者挨拶に続き、山下新幹線まちづくり推進室長より、今年度のWSの概要について説明がありました。

続いて、学識経験者として、まちづくりの専門家である北海道工業大学の濱谷教授から、「これまでの再開発はなぜ失敗したのか」というテーマで、過去の失敗事例から失敗しないための7つのポイントを紹介してくださいました。
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1.行政・コンサルなど他人任せにしない。
2.事前の合意形成を時間をかけてしっかりやる。
3.身の丈にあった再開発を心がける。
4.ランニングコストも考慮し、持続可能な施設整備。
5.マーケティング調査は徹底的に行う。
6.プランニングの段階で設計者だけでなく、住民、様々な分野のプロとチームで再開発を行う。
7.施設の適材配置、ゾーニングを考慮する。
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お話の最後に、富良野のまちづくり事例の照会から、「住民自身が失敗したら責任を取るという覚悟で情熱を持ってまちづくりに取り組んでいる。倶知安を愛している人たちが情熱を持って取り組まないとまちづくりは進まない」と熱いメッセージを頂きました。
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その後、参加者は3グループに分かれて、新幹線駅に拠点施設を建てると仮定した場合に、必要な施設・機能について話し合いました。

グループ発表では、それぞれのグループの特徴が見られましたが、どのグループも地元住民と観光客のどちらも楽しめる拠点施設が必要だという認識は一致しており、図書館やインフォメーションなどは全てのグループで必要な施設として挙げられていました。
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濱谷教授からの講評にて、下記のご意見をいただきました。

・住民自らが楽しみ、行きたいと思う施設でなければ、こういう施設は成り立たない。
・子どもの保育施設や高齢者向けの施設、それに付随する複合施設を整備することにより、人が集まる拠点となる。
・駅周辺に観光客が滞在できるホテルやコンドミニアムなどの宿泊施設を拡充し、朝や夜間の滞在人口を増やすことによって、地域へのお金のまわり方、地産地消の考えがうまくリンクしてくるのではないか。
 
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ワークショップ資料