感動の場-点
まちの広報誌『広報くっちゃん』では、小川原脩作品の紹介ページ「感動の場 - 点」を連載しています。
2026年2月
『太陽と馬』
1967年 小川原 脩 画
ずんぐりとした体つきの大きな馬が、背中越しに振り返るような姿で描かれています。馬の特徴である長い首や胴が強調されていないため、思わず別の動物ではないかと想像してしまいます。視線の先に浮かぶ赤い円は、空に掛かる太陽でしょうか。それとも沈みゆく夕陽なのかもしれません。デフォルメされた動物のかたちと、物語が生まれそうな場面は、絵本の挿絵を思わせます。
本作は大胆な筆遣いと明るい色彩が印象的です。よく見ると、橙、黄、緑の3色で描かれていることが分かります。濃い橙色の下塗りの上に、黄色で馬の頭や背、後ろ脚が大きなストロークで描かれ、たてがみと尾には鮮やかな緑色が置かれています。塗り残された橙が画面の随所に現れ、内側から熱が立ちのぼるようです。さらに淡い黄色が重ねられ、全体は柔らかな響きを帯びています。太陽もまた、濃い色を淡い色が包み込むように形づくられています。
馬のモチーフや時代背景について語ることもできますが、本作は何よりも、油絵具の感触と色彩を楽しみながらイメージをかたどって行く、小川原脩の描く姿を率直に伝えてくれる作品です。(E.N)
1967年 小川原 脩 画
ずんぐりとした体つきの大きな馬が、背中越しに振り返るような姿で描かれています。馬の特徴である長い首や胴が強調されていないため、思わず別の動物ではないかと想像してしまいます。視線の先に浮かぶ赤い円は、空に掛かる太陽でしょうか。それとも沈みゆく夕陽なのかもしれません。デフォルメされた動物のかたちと、物語が生まれそうな場面は、絵本の挿絵を思わせます。
本作は大胆な筆遣いと明るい色彩が印象的です。よく見ると、橙、黄、緑の3色で描かれていることが分かります。濃い橙色の下塗りの上に、黄色で馬の頭や背、後ろ脚が大きなストロークで描かれ、たてがみと尾には鮮やかな緑色が置かれています。塗り残された橙が画面の随所に現れ、内側から熱が立ちのぼるようです。さらに淡い黄色が重ねられ、全体は柔らかな響きを帯びています。太陽もまた、濃い色を淡い色が包み込むように形づくられています。
馬のモチーフや時代背景について語ることもできますが、本作は何よりも、油絵具の感触と色彩を楽しみながらイメージをかたどって行く、小川原脩の描く姿を率直に伝えてくれる作品です。(E.N)
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