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冬山登山者の心得

ここ数年、後方羊蹄山の冬期登山が多くなっていているようです。
天候さえよければ、すばらしい風景と約5kmにわたる雄大なスキー滑降を楽しめますが、季節は冬であることを忘れずに慎重な行動をお願いします。
後方羊蹄山のように人里から近いところであっても、山の中に入った以上、自然の持つさまざまな危険は存在します。雪山の危険は数え上げればきりがないほど で、それらの危険は頻度こそ低いものの起きたときは生命を失う事につながる確率も高いものです。雪崩はもちろんのこと、突然の風雪、降雨などは、直接的な ダメージは少ないですが、正しく対応しないと凍傷を負ったり、ルートを間違えるなど、最悪の場合は結果として疲労凍死などに結びつくこともありえます。
用具についても、ただ持っていることでは意味がありません。正しい使い方をしっかり学んだうえでなければ、とくにピッケルやアイゼンは、使用方法を誤ると手助けになるどころか逆に重大なけがや生命を脅かす可能性があります。
以上のことを踏まえ、後方羊蹄登山の際は慎重な行動をお願いいたします。

1 行動は午後1時くらいまでで切り上げましょう。
  この時点で山頂についていない場合は引き返すのが賢明です。
  午後2時頃、まだ5合目を登山中のパーテイーを見かけたことがあります。
2 装備の事前チェックを忘れずに。また単独行動は絶対におやめください。
3 食糧・水は充分に携行してください。
4 登山届は忘れずに提出してください。
5 万一の場合に備え、雪崩ビーコンを着用ください。