感じたものをそのまま音で表現する。それが高田緑郎の太鼓です。
打つ人、聞く人が太鼓の波動にのって、一体となる瞬間が好きだ、ロクさんはそう云う。
私たちが住む町では、幼い子どもから小学生、中学高校生、青年たち、そして50代の人たちが一緒になって「羊蹄太鼓」を演奏し、太鼓の響きが途絶える日がないほどになりました。太鼓が人と人を結ぶ、素晴らしいことです。
ダンタダンタダン、ダンタダンタダン、この単純なリズムの中に高田緑郎の深遠な想いが込められております。開拓の困難も現在に至る毎日の移り変わりも、もちろんこの土地に住む一人一人の成長をも見守ってきた山、羊蹄山。高田緑郎は人一倍この山に思いを寄せ、厳しい自然の中でも泰然と、しかも雄大な姿に魅せられ、羊蹄太鼓を創作しました。
高田緑郎の太鼓をしっかりと伝え、打ち手の育成と自らの練成に励むくっちゃん羊蹄太鼓保存会。なかでも、『鼓流』は保存会の中心的な役割を担い、高田緑郎の太鼓の真髄を伝えております。
私たちは北海道の太鼓をこよなく愛するすべての人たちが、羊蹄太鼓を演奏してくださる日を夢みております。