小川原脩展「アジアの大地」

 画家・小川原脩は、1911年に倶知安で生まれ、戦前の激動の時代を東京で活動し、戦後から2002年に91歳で生涯を終えるまで、郷里・倶知安で創作を続けました。その画業の中で大きな転換点といえるのが、晩年のアジアへの旅でした。中国桂林、チベット、インドのそれぞれの風物に、鮮烈な印象を受けた小川原は、旅先でのスケッチを繰り返し眺めては新たな発想の糧としていたのです。本展では、悠々とした自然、人、そして動物たちが織り成す、豊かな絵画世界を紹介します。

会期
2025年2月8日(土)~2025年5月11日(日)