根津夕景―1930’s

<!--$alt-->

 1930年代初頭、大正リベラリズムの空気感が色濃く残る昭和初期の東京。小川原脩は下町・根津八重垣町に下宿し、自由闊達な空気を吸いながら上野の東京美術学校(現在の東京藝術大学)で油彩画を学びました。本展では1930年代の小川原作品に注目し、1929年の石膏スケッチからはじまり、フォーヴィズム(野獣主義)の影響を受けながらレアリスム(写実主義)を追求した美校時代の秀作、そして30年代後半のシュルレアリスム(超現実主義)との出会いに至るまでをクローズアップします。
また、昨年修復が行われた「納屋(1933年)」を修復後はじめて展示いたします。

会期:4月22日 土曜日~7月9日 日曜日