過去の展覧会(2013年)

藤倉 英幸 展―静かな風を聴きながら<北海道24景>

展示期間:2013年11月28日(木)~2014年1月13日(月)

藤倉英幸さんが描く北海道の自然と風土はどこか懐かしく、そこの土地に暮らす人々の匂いが感じられます。道南から道東までの景色を描いた貼り絵24 点を展示。
作家略歴:
 北海道岩内町出身
 1974 「イラスト&デザイン工房フジクラ」を設立
 1983 北海道造形デザイン専門学校非常勤講師(’01まで)
 1986 『藤倉英幸のイラストレーションたち 山の村 海の村』海タイムス社)出版
 1988 個展「藤倉英幸イラストレーションの世界 雪の時間(とき)」(札幌 R-Box)
 1990 「藤倉英幸イラストレーションワークス:90展」(札幌時計台ギャラリー)
 1992 JR北海道車内紙「The JR Hokkaido」の表紙絵を担当(現在まで継続)
 1993 『藤倉英幸作品集 北を旅する人へ』(あすか書房)出版
 1997 『四季彩紀行 HOKKAIDO』(北海道新聞社)出版
     「藤倉英幸作品展 四季彩紀行(HOKKAIDO)」(岩内町 木田金次郎美術館)
 1999 「第1回ニセコ尻別川美術展 川―自然のひらめき」(ニセコ町 有島記念館)に
     ≪雪夜≫ほか出品
    「藤倉英幸はり絵展 四季彩紀行HOKKAIDO」(東京 大崎ウエストギャラリー)
 2000 「北海道美術の20世紀II 美術はなにを記録してきたか」(帯広 北海道立帯広美術館)出品
 2003 「企画展 藤倉英幸 HOOKAIDOの光と風を季節の中に描く 四季の彩(いろ)
     風の詩(うた)」(中札内美術村・北の大地美術館)
 2004 『色彩豊かな洋紙を使って はり絵で描く風景たち』(日貿出版)出版
 2005 「第2回JRタワー都市と鉄道展 藤倉英幸 そらの小さな旅展」
     (札幌 JRタワー展望室タワー・スリーエイト)
 2010 巡回展(札幌 道立文学館、道立帯広美術館、岩内 木田金次郎美術館)
 2011 巡回展(士別市立博物館、名寄北国博物館、剣淵絵本の館)
 2013 「静かな風を聴きながら 北海道63景」(共同文化社)出版
     巡回展「藤倉英幸作品展 静かな風を聴きながら」
(札幌プラニスホール、ニセコ町有島記念館、小川原脩記念美術館)
出品作品:雨の元町(2012年)、8月のニセコ(2011年)、雪の終着駅(2012年)ほか全24作品
(企画展関連イベント)
ナイトミュージアム「藤倉英幸さんと語ろう-静かな風を聴きながら-」
講 師:藤倉英幸さん 聞き手:矢吹俊男(学芸員)
日 時:12 月7 日(土)18 時
(展覧会風景)

谷口 一芳 展 ―私の生きた証を―

共生 1993年

展示期間:2013年10月10日(木)~2013年11月24日(日)

7月に亡くなられた麓彩会展の中核的メンバーであり、全道展の重鎮として北海道の芸術活動に貢献してきた谷口一芳さんの札幌洋画研究所時代からフクロウをモティーフとした作品まで、谷口一芳さんの画業をたどる展覧会です。
作家略歴:
 谷口 一芳 TANIGUCHI,Ipoou
 北海道当別村(現当別町)出身
 1947 札幌洋画研究所で西洋画を学ぶ
 1949 第4回全道展出品、2013年まで出品(’51北海道新聞社賞、’53会員)
 1950 第27回春陽展出品、2013年まで出品(’51研究賞・プールブー賞、’80会員)
 1965 全道勤労者美術展 札幌市長賞
 1967 第9回麓彩会展出品、2013年まで出品
 1975 美術研修(中近東、欧州、アフリカなど)
 1984 作画35年自選展(札幌時計台ギャラリー)
 1993 札幌市民芸術賞
 1999 作画50周年自選展(札幌時計台ギャラリー)
 2000 「中根邸の画家たち」(札幌芸術の森美術館)
     谷口一芳画集「北の森から ふくろう賛歌」刊行
 2001 紺綬褒章
 2003 「麓彩会の作家たち4―谷口一芳展―」(小川原脩記念美術館)
 2005 「60年全道展の魅力展」(北海道近代美術館)
 2006 「札幌回顧展」(三岸好太郎美術館)
 2007 札幌美術展「街の想い出・私の記憶」(札幌市民ギャラリー)
     「谷口一芳展」法邑芸術文化振興会企画(法邑ギャラリー)
 2008 「谷口一芳展―深奥幽玄の詩心」(小川原脩記念美術館)
 2010 「谷口一芳展」(深川市アートホール東洲館、小川原脩記念美術館)
     札幌美術展「さっぽろ・昭和30年代」(札幌芸術の森美術館)
 2013.7.17 逝去 94歳
出品作品:
「街景」1951年、「亜寒帯印象」1964年、「憂会議’92」1992年、「梟の園」1999年、「古代幻想」2002年、「森は生きている(II)」2011年ほか 38作品 
(展覧会風景)

第55回麓彩会展

展示期間:2013年8月22日(木)~2013年10月6日(日)

55年目の麓彩会展、創立メンバーをはじめ進化する作家たちの「いま」の作品をご観覧ください。
出品作家
菊池ひとみ、木滑邦夫、小島英一、坂口清一、鈴木康子、谷口一芳、徳丸 滋、
野本 醇、羽山雅愉、穂井田日出麿、本庄隆志、宮崎むつ、米澤邦子、渡辺嘉之

しりべしミュージアムロード共同展 人生いろいろ

展示期間:2013年7月19日(金)~8月18日(日) 5館同時開催

しりべしミュージアムロードでは、2002年から、お互いのコレクションやネットワークを活用した展覧会を 開催しています。今年の共通テーマは
「人生いろいろ」
後志に点在する5つの美術館・文学館(木田金次郎美術館、荒井記念館、西村計雄記念美術館、有島記念館、小川原脩記念美術館)が所蔵する、多彩なコレクションを結集!
人生を5つの世代に区切り、5つの館で、各世代の物語を組み立てます。
5館を巡り、いろいろな人生、人生のいろいろを体験してみませんか。
小川原脩記念美術館 ~壮年 ― 人生まっただ中~ 
小川原脩《宗谷海峡の漁師》1953年
人生いろいろ、40代から50代と云えばまさに人生まっただ中。
家庭を支え、家族を温かな眼差しで見守る、一家の大黒柱的存在の世代です。
木田、西村、小川原にとっての40代・50代は、自ら信じた道をまっしぐらに歩んでいる真っ最中だったのです。この世代の作品と、働く者のイメージを重ね合わせた作品をセレクトしました。 

府川誠 版画展 —— いつか見た風景

展示期間:2013年 5月23日(木) ~ 2013年 7月15日(月)

北海道に魅せられて移住してきた版画家府川誠さんの作品展です。風景を叙情詩的に表現した独自の画風をなす府川さんの版画は、観る人たちの郷愁を誘うばかりか、すぐれた色調表現は安ど感を覚えます。
作家略歴:
府川 誠 FUKAWA, Makoto 神奈川県平塚市出身
春陽会会員
日本版画協会会員
大学版画協会会員
日本美術家連盟会員
ニセコ町在住
<主な個展>
1975年 第1回個展 サトウ画廊(東京)
以後、全国各地で個展、グループ展を開催
2012年 第75回個展 アートコンプレックスセンター(東京)
<主な展覧会・グループ展>
1975年 神奈川国際版画アンデパンダン展
    以後毎回出品
1983年 釜山青年ビエンナーレ展
2000年・2001年 ニセコ尻別川美術展(有島アートギャラリー)
2009年 くっちゃんART展'09(小川原脩記念美術館)
    以後毎年出品
2010年 ZOKEI展(コンチネンタルギャラリー 札幌)
2013年 ペルソナ展(500m美術館 札幌)
出品作品:
春来 2006、樹連 2008 ほか全22作品

(展覧会風景)

マイコレクション展

展示期間:2013年 4月25日(木) ~ 2013年 5月19日(日)

開館以来寄贈され、寄託を受けたコレクションを公開します。
武内一男コレクション、個人所蔵の作品の中から、油彩画、水彩画、版画など技法を問わず展示します。
展示作品作家:
小川原 脩、香月 泰男、坂本 直行、谷口 一芳、
徳丸 滋、穂井田 日出麿、松見 八百造、棟方 志功

(展覧会風景)

くっちゃんART展 2013

展示作品作家:
イアン・J・マシィー、上田 茂、坂井 和子、高橋 篁仙、
徳丸 滋、徳丸 晋、西村 勝廣、府川 誠、福田 好孝、
ヘザー・マッカルマン、本庄 隆志、本庄 優子、
マーゴ・バトリー、宮本 健、宮村 勉、山田 則意

文化は人びとの生活の中から生まれ、この土地の人たちによって育まれ、支えられ、守られてきました。卓越した文化も土地の風土の中で培われ、携わる人たちによって、個性豊かで、手のひらの温もりのような文化が生み出された、と考えております。ですから、文化は人びとに潤いと感動を与えてくれるのでしょう。
どうか、5年目のくっちゃんART展を心おきなくご観覧ください。

(展覧会風景)
展示期間:2013年2月14日(木)~2013年3月24日(日)

想像する展覧会 - 不思議・ ふしぎ・この絵なんだろう?

展示作品作家:
因藤 壽、小川原脩、髙橋靖子、谷口一芳

何を描いたのだろうか、絵の中に隠れているのは? そのような作品を展示しました。画題から探ろうとしても、頭の中では「??」という疑問符ばかりと思います。おそらく「これだ!!」という答えは浮かんでこないでしょう。
絵を読み解くことは非常に難しいことです。でも、想像する楽しみがあります。そのことが作家の意図したこととまったく違っていても良いのではないでしょうか。探ろうとする者と探られまいとする作家のせめぎ合い、どうか素通りしないで自由に想像してください。

(展覧会風景)
展示期間:2013年1月17日(木)~2013年2月11日(月)