渡辺洋一写真展 後方羊蹄山を滑る

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 倶知安を拠点に創作活動を行い、国内外にニセコの魅力を発信しつづける写真家、渡辺洋一の近作『後方羊蹄山を滑る』シリーズを中心に紹介する「渡辺洋一写真展―後方羊蹄山を滑る」を開催します。

開催期間:2014年11月29日(土)~2015年1月12日(月・祝)
 写真家・渡辺洋一は、スキーヤーとしての人生を歩むなかで自らと同じく雪山を滑る人を題材とした映像制作をはじめ、スキー写真において日本を代表する写真家の一人として活動しています。写真集『雪山を滑る人』、映像作品『ルーヴェ』シリーズ、写真展などを通し、そのダイナミックな作風で、多くのウィンタースポーツファンの共感を得ながら、国内外にニセコの魅力である『パウダースノー』を発信しています。また近年は、渡辺の視点は、自らのフィールドであるニセコの落葉広葉樹の森や、山岳を巡る歴史、雪国の風土と暮らしにも向けられ、創作活動の領域を広げています。
 本展で紹介する『後方羊蹄山を滑る』シリーズは、渡辺がこの土地のシンボルとしての羊蹄山に焦点をあて歴史の発掘に取組んでいることを背景として、実際に羊蹄山の残雪期のスキー登山・スキー滑走を実行し、写真に収めたものです。美しい風景としての山容やパノラマにとどまることなく、滑走の臨場感、緊張感、昂揚感、その息遣いが一つひとつの作品の中に感じられます。
 小川原脩記念美術館は、真白な雪原に囲まれ、実際に後方羊蹄山(しりべしやま)を望むロケーションに建っています。この土地の風土を感じる空間で開催される展覧会をお楽しみください。
作家略歴:
渡辺 洋一 WATANABE, Yoichi

1966 埼玉県出身
1992 北海道へ移住
1994 写真撮影を始める
1996 北海道虻田郡倶知安町にてニセコウパシ設立、ニセコエリアで創作活動を始める
倶知安町在住

■写真展
2004 個展「パウダースキーインスピレーション」(札幌)
2008 個展「雪と太陽へ」(クレアーレ青山アートフォーラム:東京、後志振興局 道民ホール:倶知安)
2012 個展「白い森」(BEAMS B GALLERY:東京、小川原脩記念美術館ロビー:倶知安)
2012 個展「HANAZONO FOREST」(フォーシーズンズホテル丸の内:東京)
2013 個展「後方羊蹄山を滑る」(CAPSULEギャラリー:東京)
2014 共同展「表出する写真、北海道」展(コンチネンタルギャラリー:札幌)
■写真集
2006 「NISEKO POWDER」 須田製版
2009 「雪山を滑る人」 実業之日本社
2011 「THE FIRST TRACK」 ブエノブックス(共著)
2012 「BROAD LEAF SNOW TREE」 マッチ&カンパニー

  • 11/29(土) 渡辺洋一写真展展オープニング・セレモニーが開催されました。
  • 12/6(土) 『渡辺洋一写真展ー後方羊蹄山を滑るー』ギャラリー・ツアーが開催されました。
  • 12/20(土)『渡辺洋一写真展ー後方羊蹄山を滑るー』アーティスト・トークが開催されました。