水抜き(水落とし)の方法

水抜き(水落とし)とは、不凍栓を操作し、管の中の水を抜く作業のことをいいます。不凍栓の種類には様々なものがあり、その位置や操作方法も建物によって様々です。
アパートなど賃貸物件にお住まいの場合は、大家さんや管理人さんに水抜きの方法を確認しましょう。
なお、水道課では、水抜きの作業や操作指導は行っておりません

手動式

  1. 不凍栓を閉にする。
  2. 蛇口や水抜(空気取入)弁を開けて水を排出する。
  3. 水抜が完了したら蛇口や水抜(空気取入)弁を閉める。

電動式

  1. スイッチパネルで操作をします。
  2. 必要に応じて蛇口を開いたり、空気取入弁を開いて末端給水装置の水抜き末端給水装置の水抜きを行いましょう。
  3. 水抜が完了したら蛇口や水抜(空気取入)弁を閉める。

水抜きの注意事項

給水装置の水抜き  

冷え込みが厳しい、長期不在などの際にはボイラーや水洗トイレなども水抜きが必要です。
説明書を読んだり管理人さんに聞いて正確な操作しましょう。
一軒家など複雑な配管されている場合は、ご自分で全ての水抜きをすることが困難な場合があります。
このような場合は、工事店にご相談ください。※費用はお客様の負担になります。

不凍栓の操作はしっかりと

不凍栓のレバーなどは正確な操作をしないと、突然レバーが戻って水が出っ放しとなることがあります。

不凍栓の故障に注意

不凍栓も故障することがあります。水抜きの際には「シュー」と音がしますが、この音は水落としが完了すると止まります。音がいつまでもする場合は、止水が不完全で不凍栓が故障しているサインです。
工事店に依頼して修理しましょう。

蛇口の開閉

蛇口などを開けて管から水が完全に抜けるまでは、5分から30分程度かかります。
通常、蛇口は開けっ放しでも短時間であれば問題はありませんが、不凍栓の故障や操作不良で止めていた水が開放されてしまうことがあります。水抜き作業完了後には、蛇口を閉めてください。

不凍栓のしくみ

※これは装置のしくみをわかりやすくしたものです。
実際の装置とは、かなり異なります。

不凍栓開の状態

不凍栓開の状態

不凍栓開の状態

蛇口(給水装置)まで水が届いています
 

不凍栓閉の状態

不凍栓閉の状態

不凍栓閉の状態


不凍栓で水が止まり、蛇口(給水装置)を開けることにより、管の水が排出されます。