カラスとの共存・共生の社会にむけて

カラスは黒い身体の色、鳴き声がうるさい、ごみを散らかすなどから嫌われがちで、威嚇や攻撃に対しての相談や苦情もあります。
 
  • カラスも、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律が適用される野生動物です。
  • 動物愛護の観点からカラスを見守る。
  • 威嚇、攻撃行動は繁殖時期(3~6月)の限られた期間です。
  • 雛が巣立てばもう巣には戻らない習性です。

これらをご理解していただき、これからはむやみに巣を排除することはなくカラスとの共存、共生のご協力をお願いいたします。

カラスを人に近づけないために

樹木の管理

営巣しにくい枝、見通しのよい枝に剪定し、木の高さを抑えることも工夫のひとつです。

ごみの管理

収集日当日の決められた時間にごみを出し、ネットを掛けるなどカラスのえさにならないよう管理しましょう。

カラスの威嚇、攻撃を防ぐために

攻撃にいたるまでのプロセス

  • 巣に目を向ける。(じっと見る)
  • 高い位置から巣を見下す。
  • 巣に対して棒を突き上げたりする。
     
このような場合、巣に威嚇を与える人だとカラスが認識し、その人に対して威嚇行動をするようになります。
これが引き金となって、通る人すべてに神経質になり、威嚇が激しくなり攻撃にいたるということもあります。

実態の把握(威嚇なのか攻撃なのか)

カラスは人をいきなり襲うわけではありません。
威嚇行動としては、少し濁った声で鳴きながら止まっている電線や木の枝をつつく。
次に木の小枝を折ったり木の葉をむしって落とします。
これでも人が気づかない場合かすめるように飛ぶなど、初めて人に体当たりをするという行動をとり、このとき足で頭を蹴ることもあります。

攻撃を防ぐためには

  • 巣に対して無関心でいる。
  • 巣立ちを終えて去るのを待つ。
     
威嚇、攻撃がある場合
・迂回路があれば巣の場所を確認し、巣を避けて通る。
・迂回ができないときは、帽子や傘でカラスから身を守る。

緊急的な処置として巣を除去するときには

営巣箇所の所有者の責任において巣の排除をしてください。
自ら処理するか業者に依頼(個人依頼)して除去することとなります。

空き巣の場合

卵や雛がまだいない繁殖期の初期に巣を落とす場合は法律上の許可は不要です。

巣に卵及び雛がいる場合

巣に1羽が座り巣の横から尾が見えるのはメスが卵を抱いている状態なので、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」に基づいて卵の採取許可が必要になります。

問い合わせ先

倶知安町農林課畜産林政係
電話番号:0136-56-8010

倶知安町住民環境課環境対策室地域衛生係
電話番号:0136-56-8008